覚悟してください 6(終)
2018/07/14 Sat 07:54
「…おまえさ、さっきから何だよ」
ぼうっとしているチャンミンをユノが呆れたように横目で見る。
次の予約を確認しにレセプションのスペースに来たユノの後ろを、ふらふらとついてきたチャンミン。さっきから手が空けばユノのそばに近づいて、何を言うでもなくそばにいる。
そのおかしな様子にチャンミンと気安い関係のキュヒョンは「なんかお前、変じゃないか?」とずばり指摘していたから、確実にユノが意識しすぎてるわけではない。
「…何ってわけじゃないですけど…」
「あっち行けよ、暇なら床でもはいてろ」
「…ユノさんは、体は大丈夫ですか?」
「………何回聞くんだよ、もういいから、寄るな」
「はい、わかってます…」
全然わかってない。やたら距離が近くて、…なに、こいつ。
チャンミンはテーブルに置いた手に体重をかけながら、ユノ側にある方の手は腰にあてて肩を引くようにユノに体を傾ける。話す顔が近い。他からみたら、一つのタブレットを一緒に覗き込んでいるように見えるだろうが、チャンミンの視線はタブレットではなく、ぼんやりとユノの身体を舐めるように見ている。
油断したら、チャンミンの腰に添えてる手が、ユノの腰を抱いていてもおかしくないような、おかしな雰囲気に……相手にしてられん。
ユノは諦めて、チャンミンは無視して仕事に集中することにした。
手に持ったタブレットの細やかな文字を、伏し目がちに追うユノの仕草。
さっぱりと後ろに流してセットした髪型。服はさらりとした素材の黒い前ボタンのシャツを、くるぶしが見える程度に折ったベージュのアンクルパンツに前側だけを軽くインして、きちんとした清潔感がありながらもおしゃれな装いだ。
そんなユノの横顔を見ながら、チャンミンの頭の中には、
こんな姿からは想像もできない、誰も知らない、ユノの、あの泣き顔。
あの後、ユノに煽られるままチャンミンはユノを揺さぶって、それはもう、あっけなく極まった。
普通なら、ごめんと気まずくて謝ってしまうような短さだったが、それでもユノには十分すぎたようで、チャンミンへの配慮も忘れてあからさまにほっとした顔をした。
なんだかんだで、前戯にだいぶ時間をかけたし無理な体勢を強いていたから、ユノはぐったりして疲れきっていた。
次の日は二人で昼近くまで寝て、起きてからチャンミンが近所のスーパーへ行って、昼ごはんにパスタを作った。
歩けないわけではないが、腰がだるいらしくユノはソファで寝転がって、二人で今日返さないといけないDVDを見た。
クッションを抱きながら真剣に見ているユノのソファの下に座って、チャンミンは映画の内容よりも、昨日のユノを思い出して、一人悶々として、二時間が過ぎるのをただ待つ。
エンドロールが流れ出すときには我慢の限界で、ソファに乗り上げてユノにキスをした。すぐに緊張したユノは、敏感に、過敏なほど、チャンミンの空気の変化を、的確に理解して、困った顔をする。
まだ、とか、今は、とか。そんなことを言うユノに、ただひたすらに「お願い」をした。
ゆっくりするから、ちょっとだけ、お願い
わりとそんな攻防戦が続いて、こんなやりとりが面倒になっていつも折れるユノが、なかなか折れなくて。でも、やっぱり結局は、チャンミンに押し切られて、ベットに移動した。
昨日はいっぱいいっぱいだった分、今日はユノに気持ちよくなってほしい。そう思って、丁寧に、やさしく揺すった。まだ固い後ろの穴は、はじめに受け入れるときが一番痛いみたいで、ユノはいざ、チャンミンのをそこにあてられると、身じろいで渋る。やっぱり…、と今にも言い出しそうな唇を、やさしく包み込んで、封じてしまう。
昨日の挽回をしたかった気持ちはあったが、まだ慣れないユノは、それもつらいらしい。
なるべく、ゆっくりな動きで快感を高め、最後のスパートだけ、ガンガンと腰をを使うと、指では届かなかった未開拓地の奥地の痛みでユノは、堪えきれず押し出されるように短く声を上げた。
セックスした後の独特の気怠い空気。
ゴムの処理をしながら、ユノのほとんど反応していない前を、口でしようか、と申し出るが「疲れたから、いい」とそっけなく断られた。
言いぐさはああだが本人に他意はなく、言葉そのままただ疲れているようだったので、チャンミンはあっさりと引いて洗面所でタオルを濡らして持ってくる。
体についた汚れを濡れタオルで拭いて、冷房のきいた部屋の中、二人でゆっくり昼寝をした。
目が覚めたのは夕方近くで、さすがに寝すぎたな…と二人で反省しつつ、昼に作った残りのスープと、冷蔵庫の残りで適当に野菜炒めを作って食べて、チャンミンは一人でDVDを返しに行った。
夜は、おやすみのキスだけで、服の上からしかおさわりを許されなかったので、本当に珍しく、キスだけで眠った。
そして朝起きる頃には、いつも通りのユノで。
朝ご飯を作って、チャンミンを起こしに来たユノと、寝ぼけまなこのままキスをして。だけど頭がはっきりなってくるにつれて、仕事モードのユノを見ると、急になんだか……
(俺、マジでユノさんとエッチしたんだ…………)
とんでもなくエロい事実。
何をいまさら、と自分でも思うのだが、一昨日と昨日続いていたプライベートの空気が切り替わるとともに、急に実感がわいてきてしまって、つい、ユノを目で追ってしまう。
ハサミと器用に動かす細く長い指先の動き。
口の端をきゅっと上げて微笑むときにふくらむセクシーな唇。
客もスタッフも関係なく目を惹く存在感。
この完璧な男が、俺の恋人で、
昨日、俺たちがどんなに、いやらしいことをしてたのか、誰も知らないんだ。
澄ました表情をしたあの人が、どんな顔で俺の名前を呼んで、喘ぐのか
『ちゃん、みん…っ』
脳裏に浮かぶ、媚態。
『もう、も…むり、…おねがいぃ』
粘膜のいやらしい音、ユノとチャンミンの、乱れた息遣い。
丸まったつま先がシーツを蹴るあの、
「おい」
不機嫌な声に、我に返る。
タブレットをテーブルのスタンドに立てたユノが、不機嫌そうな顔でチャンミンを見る。
「顔」
「……はい?」
「顔に出てんだよ、考えてること!」
「…あー」
「ニヤつくなって」
裏手で肩を叩かれる。
そんなスキンシップにも、ドキッとしてしまって、もう自分でもどうしようもできない。
怒っているような表情のユノだけど、その顔が怒りではなく、恥ずかしいときの照れ隠しだとわかっているから、どうにも話半分に聞いてしまう。
「……おまえ、今日は実家帰れ」
「は!?」
「仕事になんねーじゃん。次の休みまで来るなよ」
「無理です、お断りですから」
「だったら仕事に集中しろって…」
「……わかりました」
居ずまいを正して、チャンミンがユノから適切な距離を取る。
ふう、とユノが息を吐いて「頼むぞ」と一言、先輩の顔でチャンミンから離れて、客のところへと戻っていった。その後を追ってしまいそうになって、チャンミンは出そうになる足にはっとして踏ん張る。
もう、無意識のレベルで、ユノのことを目で追ってしまっていて、その一挙手一投足から目を離せないのだ。
そして見ているうちに、ふらふらとユノに吸い寄せられて、手が空けばそこへ足が動いてしまう。
いっそ本能だからしょうがないんだ、と言って納得してもらえないだろうか。きっとユノなら…………いや、絶対許さないだろうな。仕事に厳しい、そんなユノも好きだ。
ユノを見ると客のカラーの色味を見ながら、あのかっこいい笑顔で接客している。
マジでやばい、好きだ………。
(…俺、すげえ浮かれてる…………)
もうユノは、俺のユノだ。
初めてをもらったんだから、一生俺が責任もって、大事にしなきゃ。
かつての彼女の初めてをもらったときには微塵も思わなかった決意を、なぜ今はそう思うのかを疑問を抱くこともなく。
チャンミンが心に誓った決意を、ユノが知るのは数年後のことになる。

俺のユノさん…(´^J^`)デュフ
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完全にユノさんに首ったけメロメロのシムさんです。
半年我慢した甲斐あって、幸せな恋人時間をすごしている二人。な***様の口から幸せすぎて怖いいただけるレベルでひと安心です!!笑
ユノの吸引力…す、すさまじい…!!吸引力が変わらない世界に一つの掃除機ダイ◯ンも真っ青ですね…!こっちは年々吸引力アップですもんね!!??!
そしてもはやな***様がシムの分身…!!!?あるときは敵対し、あるときは協力関係に…むむ、スゴイ…!!
ふぁー!!なるほどわかりました!
別れるミンホ、新連載しますね!!!!( ᷇࿀ ᷆ )www
(な***様のミンホ別れ話、衝撃でした………)
チャンミンのハイスペ録画、笑いましたwwww
再生回数恐ろしいことになりそうですねwww
幸せの絶頂で怖いもんなしのシムチャン。プライベートめっちゃ影響してるうう…!!!
みんなのユノ!!!!間違いない!!!
そこはきっとシム様に無言でスルーされるでしょうが、トンペン負けない!!!!
半年の間のがまんしたツケをじわじわとねちねちこれから色なことをされていくでしょうから…回数をこなせばきっと…?
ほかの方のコメントでも、同じようにユノさんから求めるようなシチュエーションが見たいと頂いていて…皆さん、チャンミンの頑張りを認めてご褒美を的な感じでしょうか…?(ノ∀`)
ユノさんから…ありですね!!!
チャンミン、もうすっかり初めてをもらったからには添い遂げなければスイッチ発動です。急に昭和初期のような男に……現代の男ユノさんは戸惑いを隠せないですね…(急にどうしたのこいつ…(∵;)的な…)
本気になったら計画的に将来設計を立てそうなシムさん。完全に覚悟してくださいは、一生付き合う覚悟ですねこりゃ。
このラブラブカップルの幸せをおすそ分けできたならよかったです!!(笑)
ユノさんも前の恋人とは違う感じのギャップに戸惑いつつ、でも愛するより愛されてたいタイプなので、すごく幸せを実感することでしょう。次は異動話で、ですね!!!